しがない内科医の雑念

底辺医がなんか語っとる

生涯現役という困ったちゃん

老害の診断基準を作るならば、自覚がない、という項目をぜひ入れて頂きたい。
開業医が、やれる限りやるというのは全く問題ない。(そこから、明らかに手遅れの症例を金曜夕方等に送りつけられる総合病院の先生方は異論があろうが)
病院のオーナー・院長が高齢で他の医師が尻拭いというのもよくあるが、それも含めた仕事と給料と、考えるしかないか。もちろん早めに辞めていただきたいとスタッフ全員が思っていたとしても誰も言えないが。一勤務医が延々やっている場合もある。もともと高い役職だったから、現幹部が年齢を理由にクビにできないままズルズル、一定数の長く診ている高齢患者とサロン的外来をしていることが多い。昔のまま何十年とdo処方。本人はうまくやっているつもりだろうが効率は悪く(患者は減っても新患は振れない、診療そのものが遅い)、患者は気づかないが古い医療を受け続ける害を被っているのだが、どうせ双方変化は望んでないから、そっちはいいのか。たいてい薬が多過ぎるので、医療費の無駄ではある。
鈍感だから、いやそうでないと生涯現役なんて言えない。これは決して誇ることではなく、多分に自己満足的な居座りと言える。