しがない内科医の雑念

底辺医がなんか語っとる

三流私大医局における悪循環と衰退の一例

1 教授の方針で、入局者が臨床を一通りやったら、その後はとりあえず大学院に入れて自由に使えるコマ(労働力)にする
2 そもそも「成績が良い」という理由だけで医学部に入ったような若者(研修医)は研究は金にならないため興味がない
3 院生は実験できないくせに医者のプライドだけは高く教わる気もないからうまく行かない
4 院生は自分の失敗を教授に言わず、教授は結果の上っ面だけを見てさらに思いつきで院生にあれこれ指示
5 研究は迷走・頓挫し、途中から代わりに中堅指導医や古参技術員がやる羽目に
6 院生は成長しないばかりか他人が出した結果を批判さえするようになる
7 思わしい結果は出ず、時間ばかり経過し卒業が近づいてくる
7.1 {教授の計らいで院生は学内の他のもしくは上位大学の研究室などに預けることに(国内留学)}
7.2 {優秀な研究室で院生のその能力と態度ではやってゆけず、次第に行かなくなる}
7.3 {適応障害やうつの診断書を持って教授に泣きつくorクレーム} ({}はオプション)
8 大学院留年は評判が悪いので、教授が科内の他の医局員の結果を召し上げ、落ちこぼれ院生に与える
9 院生は無事、ほぼ名義貸し論文で大学院を卒業し学位を得る。しかし自分の業績に疑いはない。以後研究はしない(出来ない)
10 毎年このようなので真面目に研究している医局員や中堅指導医らは疲弊し、まともな研究はできず、辞めてゆく
11 研究を指導できる人がいないため院生の多くは他の研究室に預けられることになる。出来る指導医は他大学から引き抜いて補充
12 引き抜いた人材の中に高率に、実は使えないor人格的に問題がある人が混じってて医局の雰囲気は悪化し、辞めてゆく
13 雰囲気の悪さが伝わり入局者も減る
14 そろそろ教授は定年で退任し、新教授が来ると期待で入局者が増える(→1へ)