しがない内科医の雑念

底辺医がなんか語っとる

出身大学を書くか

今時クリニックでさえウェブサイトがないと相当やる気ないと思われれも仕方ない。自分の店なら店長の自由、病院クラスだと院長やら幹部がウェブサイト構成を決めるんだろうが、医者の経歴やら出身大学まで書くのはどうだろう。個人情報云々といった問題もある(おかしな患者に知られたくない)。専門医等の資格については、そういうところで宣伝するためのものでもあるから、普通は書くだろう。自分は、実力が伴わないと自覚している専門医については病院に教えない(でも更新はする。せっかく取ったのに捨てるのがモッタイナイ・いざという時にハッタリに使えるかもしれないから)。でも過去にいた施設や出身大学まで公開するのはやりすぎでは。自分が三流私立出でブランド価値がない(一流からすれば大きなマイナス評価か)から?いや例え東大出だとしても、それをウェブサイトで誇るとしたらずいぶん安っぽい人だな。最終学歴・東大大学院という常套手段(学歴ロンダリング)は、まさに金メッキ。ただ、そういった学歴ブランド好きな医者のところに、同じく東大だから名医と思うような単純なブランド好き患者が来るとすれば、学歴公開は有効な誘蛾灯か。
医者同士では学歴よりも研究能力≒論文数(IF)が強さのパラメータの中心だけど、これは患者側には全然理解されない。自著の論文タイトルを延々とクリニックのウェブサイトの院長経歴に載せるセンセもいるけど、ほとんど馬の耳に念仏と思われる。