しがない内科医の雑念

底辺医がなんか語っとる

日本の医師数と内科医の概要

日本の医師数 37万人(2019)、うち7万人は女性
→医者はおよそ人口300人に1人

専門医数については以下より。
https://jmsb.or.jp/wp-content/uploads/2020/01/gaiho_2019.pdf
基本領域専門医では最多が
内科学会 会員数11万人(認定医8.8万人、専門医3.7万人)
次は外科学会の4万人

内科におけるサブスペ領域専門医は消化器病2.1万人、消化器内視鏡1.9万人、循環器1.5万人、次いで肝臓・呼吸・神経・糖尿病がほぼ6〜7千人台。血液、腎臓、アレルギー膠原病とかはもうちょっと少ない。一応サブスペ?の感染症と老年病は約1500人だが、そんなもんかな。
→医者の3人に1人は内科医
医者の10人に1人は総合内科専門医であり(大したことないな)、またおそらく消化器科医も同じくらいの数
消化器以外の内科のサブスペは、循環器が多いほかは思ったより差が小さい。

・転職時、もしくは開業して宣伝する以外に、専門医の看板はあまり意味がない。
・一般外科や救急科みたいな一部を除き、内科医以外の2/3の医者、少なくとも全医師の半分は、(内科的に)全身を診ることができない。専門の局所しかわからない(下手すると歯医者なみ)。ということは例えばCOVID-19や肺炎やアレルギーについても素人。
・内科内の専門については、あまり偏在がないようなので、好きに選んでください。専門なしでもいいけど、中年内科医からすると”ほねなし”な印象。ただし、総合診療専門医として皮膚科や整外の知識があって傷処置やナートくらいできるならよし(ただしそのジェネラル性が活かされるのは訪問診療(≒老人)と田舎くらい)