しがない内科医の雑念

底辺医がなんか語っとる

年末年始と、お布施

なんだかんだでそれほど大事もなく年末年始が終わってよかった。医者にとって長い休みはリスクでしかない。現場にいる限り年末年始やGWに海外旅行なんてできない。

早寝のせいもあるが、相変わらず朝4時頃には起きてしまう。仕事のこと中心に考えてしまうのもある。それほどキツくはないんだけど。これくらいは乗り越えるべきストレスと思うが、負けちゃったら、それもそれ、その程度かとも思う。

年末年始というと、やっぱりお布施を貰ったりすることが多い。病院の体制では断れというけど、断ると確実に人間関係はまずくなる。自分は、今後関係を切る人のみ、断ることにしている。
で、ちょっとした菓子程度ならいいけど、まぁ普通にポチ袋っていうと万券ですよね。下手すると2~3枚入ってる。あちらはあげた感があるけど、自分のような冷たい人間は、外来終わるともう誰から貰ったか忘れちゃうこともしばしばで、本当に自分はあげる価値がない医師と思う。治療内容は全然変わらないしね―――まー若干は、早く呼ぼうとか、外来日・時間フレキシブルに対応しようかとか思っちゃう時もあるけど。
もっと言えば、貰っても、ほぼ全く嬉しくないんですよ。それ以上に、こいつ俺に何か期待してんじゃね?というプレッシャーの方が強い。自分は趣味も時間もなくそれほどカネ使わないから、お金ってそんなにありがたくないんだよね。そんなにというか全く。しかも、例えば年間計10数万貰ったところで、生活は全然変わらない。貰っても貰わなくても若い医者にそれくらい奢ってはいるし(仕方なく)、貰ったカネで奢れば若干浪費感が減るかもしれないけど、そんなの気分の問題で、実際全然何も変わらない。
マトモな患者なら、感謝の気持ちで差し上げてるわけで(自分も逆の立場ならそうだ)、それで何も期待してないから、黙って懐に入れて忘れちゃえば、いいんだけど。