しがない内科医の雑念

底辺医がなんか語っとる

宴会嫌いに厳しい季節

そこそこの管理職になると他科・他病棟の忘年会等にも出席せざるを得ない時がある。もちろん自分の科の上司や部下は行かないから単独アウェー。他科に親しい先生でもいればいいけど、そこそこだと結構キツい。やや顔見たことあるかな?でも名前は知らない看護師やクラークや助手さんと、話すことなんて無い。自分は宴会嫌いなので尚更。

でも必要性も感じる。他科(特に内科の別の科)っていうと、もちろんコンサルトして診てもらって助かる関係もあるけど、取ってもらうか取らされるか、微妙な症例の押し付け合いをしている日常からすると、むしろ敵みたいなところもあって、なかなか親しくなりづらいなと、狭量な自分は思うわけだけど、一緒に飲んで話すと、まぁ内科同志仲良くしようや、やってる事は近いんだし、大きく見れば同じ科だろうという気にもなる。この前のあの症例の押し付けはひどかったな、自分で引いといてこっちに振るなんて、なんて事は、すぐに忘れた方がいい。コノヤロウ、と思う医者でもコンサルトして、もしくは自分の知らないところで診てもらうことも、あるかもしれないし。

そして他科医と経験年数で自分が上とか下とか、そういう事も考えない方がいい。他科医は若くても自分とは違う専門知識を持ってるから、そういう一人前として接するべきである―これは医者の常識。ナメてかかるといつか痛いしっぺ返しを食らうだろう。