しがない内科医の雑念

底辺医がなんか語っとる

仕事してる限りバカの相手をせざるを得ない

統合失調症の有病率がおよそ1%ということは、患者が100人いれば一人は基地外というのは外来やってれば実感する。ボーダー・人格障害を合わせると”普通にしてても文句を言ってくる人”≒クレーマー・問題患者なんてのはもっと多い。
さらに、老人やコントロールの悪いDMには明らかに頭の悪いのが多い。認知症がなくても、合理的説明が入らない。自分も加齢によりどんどん頭も態度も悪くなりつつあるからなるべくバカにしたくないが、そういうつもりでいた方がいい。通常の説明は中学生レベル、老人等には小学生でもわかるように話す必要がある。
言ってはいけない―残酷すぎる真実―、新潮新書、橘 玲を読むと、大きな声では言えないが黒人やヒスパニックは白人やアジア人より明らかに知能が劣る。
だが、そもそも三流私大出の自分は、一流国公立出の医者からすれば頭が悪いのは明白。
それは現実であって、でも問題ではない。
自分は知能至上主義ではない。というのは、人生経験を積めば頭が良いことが自分やまわりの幸せとはあまり関係ないのがよくわかる。悪質なバカより悪質な利口の方がタチが悪い。
ということで、どんなに標準的な医療を提供してても文句を言ってくるヤツは絶えない。そして誰でも失敗することはある。

なんて考えると医者って結構綱渡りで、そのリスクが報酬なんだろうが、かなりテキトーな仕事してても評判が良くて儲かっている人もいる。
楽天的であることと、いわゆる「言い方の問題」で失敗しないこと、は重要である。