しがない内科医の雑念

底辺医がなんか語っとる

ジェネリック推奨の結果

いつからデフォルトがジェネリック(後発品)になったのかは覚えてないけど、2012年に一般名処方加算が始まってからジェネリック化が加速したのか。
医療費増大に対し、厚労省ジェネリック化という姑息的作戦で先発品メーカーの利益を削ることで医療費増大速度を鈍らせた?けれども、そうなると後発薬は低価格しか存在意義がないため価格競争が激化し、処方数ランキング上位のこういった薬はみんな1錠十円程度。
アムロジピン、カルボシステイン、ロキソプロフェン、バイアスピリンレバミピドファモチジン、テプレノン、アトルバスタチン・ロスバスタチン
この価格じゃ粗製濫造になるのも当然。こんな駄菓子程度の価格の製品を作る製薬工場の製品・衛生管理はやはり駄菓子の町工場レベルになる(と誰かが言ってた)。“医薬品の十分な在庫”なんて非効率で利益追求に反するから誰もやらなくて、効率追求の結果需要ギリギリみたいな生産体制だから小林化工みたいな数社が下手を打てばすぐ供給不足になる。
https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20211210a.html
国や役所(役人)はこういった事態を現場(製薬会社)のせいにするけど、元はと言えばこんな状況を作ったのはそいつらである。