しがない内科医の雑念

底辺医がなんか語っとる

いつか嫌になる日

普段の日当直はまぁ大抵暇でいいんだけど、やっぱり輪番日に当たるのは避けられず、その場合救急車は断れず(自分が断っても事務からエライ先生に連絡が行き受けさせられる)、受けた患者は近くのかかりつけ病院が断っただの、往診医から「救急車呼んで診てもらえ」って言われただの、90歳台当たり前だがご家族は「よく診て治してください」とか。さすがにフルコース希望者は少ないけど。
他施設の尻拭いばかりで、でも自施設の偉い人はそれで良しとしている体制は、いらつくしやる気がなくなる。嫌なら辞めればいい、ってことで自分は辞めるけれども。
そういうのがそれほど気にならないか、嫌だなと思っても続ける人、さらにはそういう状況を承知で来る人もいたりして、医者もまた人それぞれだなと思う。嫌でも、割に合わなくても必要だからやります、っていう医者が多いから今の日本の医療は成り立っている。偉いなと思う反面、みんなが嫌だって辞めたら、それはそれで新たなシステムに変わるだけだろう。だからこうして自分が立ち去り型サボタージュしても、まぁちょっとは、残る人に悪いなって気もするけどやっぱり、こう感じて転職する自分の感覚は当然と思う。